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教授挨拶

 東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座先進外科学分野・腫瘍外科学分野は、旧外科学第2講座が平成11年に大学院大学になったことを契機に2分野に分かれ、それぞれ専門性をもって活動しておりますが、現在も、一つの研究室として診療・研究・教育を行っております。
 当教室は、大正7年(1918年)に関口蕃樹教授が初代教授として外科教室を開講されたことを始まりとし、まもなく100周年を迎えます。その長い歴史の中で、一貫して外科学の発展に寄与してきました。
 大外科の時代には、麻酔も含めた外科治療の先駆的仕事を推し進めて各分野を切り開いてきた経緯があり、旧第2外科の脳診療班、心臓診療班、小児外科診療班はそれぞれ独立した講座として発展し、現在は脳神経外科学講座、心臓血管外科学講座、小児外科学講座となっております。教室のモットーの一つに「進取」という言葉があり、柔軟な発想の中でよりよい手技や考え方を積極的に取り入れて、新しい形を作って行くという伝統が続いております。
 現在の教室は5つの研究・診療班に分かれており、先進外科学分野として移植・肝臓班、食道・一般消化器班、血管班、腫瘍外科学分野として乳腺班、甲状腺班が研究、診療を行っております。先進外科学分野は、東北大学病院の診療科名として移植再建内視鏡外科を標榜しており、移植班は生体・脳死肝臓移植、腎臓・膵臓移植、膵ラ島移植のほか、難易度の高い肝切除をはじめとする、肝胆膵領域を担当しています。食道班は食道癌、良性食道疾患を中心に、胃、大腸などの消化管外科を担当し、低侵襲手術としての胸腔鏡、腹腔鏡手術も積極的に行っています。血管班は胸部・心臓を除く大血管及び末梢血管疾患の治療を担当し、大動脈瘤に対しては、より侵襲の少ない血管内ステント治療やハイブリッド手術も取り入れています。
一方、腫瘍外科学分野は診療科名として乳腺・内分泌外科を標榜しており、乳腺班は乳癌の乳房温存療法や有効な検診方法の確立、病理学的、分子生物学的アプローチで、乳腺疾患の制御に多方面から取り組んでいます。甲状腺班は甲状腺、副甲状腺疾患に対する外科治療を担当し、集学的治療で成績の向上を目指しています。
両分野とも最新の科学を追求するSurgeon Scientistを目指し、第二外科特有の幅広いキャリア形成を積んでいます。
 全人的医師を育て、地域医療を担うことも教室の大きな使命でありますが、当科の関連病院は東北6県から北関東まで広範囲に及び、教室で育った外科医は各地で活躍しております。もちろん関連病院では、各医師の専門分野のみならず広く一般外科診療を行いますが、高度医療の質の担保と治療成績の向上のため、大学と密に連携しながら診療を行っております。
 近年、外科治療は、治療成績の向上はもちろん、低侵襲化や機能温存、個別化治療へと大きな流れがあり、患者さんへの負担が少ない外科治療を行っていく必要があります。
 受診される患者さんには、安心して高度な外科治療を受けていただけるよう、教室員は全員、日々の研鑽とともに万全の診療体制をとっております。

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研究紹介

先進外科学分野

腫瘍外科学分野

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