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転移・再発乳がんに対する治療法の考え方

「転移」は、がん細胞が乳房からはなれて、内臓や骨などに飛び火してしまった状態です。 「再発」は、手術後しばらくして、生き残ったがん細胞が、育ってしまった状態です。
「転移」や、「再発」した乳がんは、がん細胞という火種がくすぶっていることが予想されます。
このような状況の場合、現在の治療法では、まだ全身の火種を一度に消してしまうという事は困難です。 そのため、「うまくがんと付き合っていく、自分らしく生きる」ということが治療の目的となります。

治療法
治療法は、「乳がんの治療法」で説明させていただいた内容を組み合わせて行います。 治療は、全身に効く薬による治療を中心に行います。 ただし、うまく付き合っていくことを目的としますので、薬の副作用とのバランスをとりながら行います。 がん細胞が勢いづかず、また副作用がそれほどなく、普段通り生活を送ることができる、というのが理想です。

骨に飛び火すると、痛みが出る事があります。 肺に飛び火すると、咳が出て息切れする事があります。 肝臓に飛び火すると、おなかが張った感じがすることがあります。
不安で心細くなることもあります。

このような症状があると、おっくうになり、普段通りの生活が難しくなることがあります。 この場合、乳がんに対する治療のほかに、症状を和らげるためのサポートの治療をおこないます。

痛み止めを使ったり、吐き気止めを使ったり、不安薬を使ったりします。 でもそれは、がんに負けたということではありません。 「うまくがんと付き合って、自分らしく生きる」ことが大切です。

このようなサポートの治療は緩和医療と言われます。
以前だと、緩和医療は手の施しようがない人に行われる医療、というイメージがありました。
でも今では、うまくがんと付き合っていくために、がんに対する治療と、サポート治療である緩和医療を一緒にするようになっています。

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