ご挨拶

  第4回日本下肢救済・足病学会東北地方会を2017年10月14日(土)に東北大学医学部星陵オーディトリアムにて開催させていただきます。本会は日本下肢救済・足病学会の下部組織として4年前から毎年、東北の各県をバトンタッチしながら行ってきたもので今年は私および私の所属する東北大学病院移植・再建・内視鏡外科 血管班が開催の任を取らせていただくことになりました。

 

  下肢救済には多様なアプローチが必要と言われます。それは下肢病変への集学的治療という意味もありますが、基礎疾患の全身管理、社会的背景に問題を抱える患者さんへの社会的医療資源の効果的な適用、下肢切断後のリハビリテーションから社会復帰までのサポートを含めての多様性が必要であるのだと思います。幸い下肢救済に対する意識は年々高まりを見せており、2年前に打ち出されたいわゆる「骨太の方針」に生活習慣病の「合併症予防を含む重症化予防」という文言が盛り込まれ、下肢救済は国で取り組むべき課題になってきております。世界的に類を見ない透析患者数の増加のためわが国の下肢救済事情は諸外国とは異なる状況下であることは周知のとおりです。特に東北地方では救肢を行える施設との十分な連携ができない透析病院も多く存在するのではないかと感じております。また、重症虚血肢の患者さんにとっても総合的に診療を受けられる施設もまだ十分ではないかと思います。そのような現実を確認し、地域でのネットワーク構築のきっかけを作ることも地方会の役割ではないかと思います。

 

  もともと地方会というものは、全国大会のように大上段に構えて議論をするものではなく、日ごろ感じている疑問を投げかけることや、自分の経験を仲間と共有する場であると思います。そして下肢救済という性質上、科を超え職種を超えた方々の参加が重要であると思います。皆さまにおかれましては、是非日常の診療で経験する下肢救済に関わる問題の提起、困難な症例へ対応、うまくいったこともいかなかったことも共有するために当会へのご参加をお待ちいたしております。

 

Our Office

2017年7月17日

第4回日本下肢救済・足病学会 東北地方会 当番世話人

東北大学病院 移植・再建・内視鏡外科 血管班

後藤 均